種類別タイヤの周回義務規定



【種類別タイヤの周回義務規定】 オープニングラップで他車の接触を受けてリアタイヤをカットされてしまったセバスチャン・ブルデイは1周終了2周目のタイミングでピットイン。レッド(ソフト)タイヤからブラック(ハード)タイヤに交換してコースに復帰しました。

ルール上では、「レース中はそれぞれのコンパウンドのタイヤで2周を完了しなければならない」とあります。

さらに「そのうちの1周はグリーンフラッグの状態での周回開始とし、2周目の完了はピットレーンでも構わない」となっています。

そしてもう1項目の15.3.3.2.6に「接触によってタイヤがダメージを受けた場合は2周完了の義務は果たしたとされる」とあります。

よって、1周終了2周目でピットインしてタイヤをレッドからブラックに変更したブルデイはルールに抵触しません。

【ピットクローズ中のピットイン】 ピットクローズ中は以下の3つの作業が許されます。
①ダメージ箇所は修理できる。
②タイヤがダメージを受けた場合は4輪とも交換できる。
③燃料が無い場合は2秒までの給油はできる。

これらの作業は違反とはなりません。ただし、リスタート時は隊列の最後尾からとなります。

よって、Sブルデイは1周終了時のピットでダメージを受けたタイヤ交換を行い、ピットオープンになってからピットインし直して、改めてタイヤ交換と燃料補給を行いました。

タイヤを再び交換した理由は不明です。

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