ECU エンジンコントロールユニット
燃料噴射量や点火タイミング、レブリミット、ターボ加給圧などを
コントロールする心臓部がこのエンジンコントロールユニット=ECUです。
左側のサイドポッド内のラジエターインレットダクトの外側にあります。
今シーズンよりエンジンサプライヤーが3社になりましたが
ECUはマクラーレン製の物をすべてのインディカーが搭載し
インディカーの技術部門がコントロールしています。
担当は昨年までKVで佐藤選手のサブエンジニアをしていた
ダニエル”秋葉原大好き”ルークスがインディカーに引き抜かれて担当しています。
下の写真の真ん中に「マクラーレン」のラベルが見えます。
ECUのソフトはアップデートバージョンも含めて
全車同じものを各エンジンサプライヤーは使用する決まりですが
各社のエンジン特性に合わせたモディファイは許されています。
すでに、各社はコースのタイプごとに最終仕様のプログラムを決定して
ホモロゲーション(仕様確認)を取っています。
シーズン以降は7月8日のレースが終わるまでプログラムの変更はできません。
レース終了後は全車のECUデータが
インディカー技術部によってダウンロードされて
プログラムの仕様が合っているか、
ターボ加給圧やエンジン回転数が規定通りかがチェックされます。
今年は大変だな、ダニエル。
ああ、3ピースあるパーツのそれぞれの役割をダニエルに聞いておけばよかった・・・・。
失敗した。
シーズン途中で現地取材できないとこういう時に不便です。
今シーズンはニューレースカーなので今後もいろいろ疑問が出てくるでしょうねえ。