ジム・ネイバーズ氏が亡くなる




インディ500レース前に行われる「バックホーム・アゲイン・イン・インディアナ」の熱唱で有名だったジム・ネイバーズ氏が現地11月30日にハワイの自宅で亡くなりました。87歳でした。



ネイバーズは1972年から2014年までの36回にわたって”バックホームアゲイン”を独特のバリトンボイスで独唱していました。



そのきっかけは1972年にスポンサーのゲストととして招かれたインディ500。それも決勝レース日の朝、セレモニー開始直前に突然に独唱を依頼されたというものでした。ネイバーズは突然のオファーにアメリカ国歌を歌うものと勘違い。実は”バックホームアゲイン”を歌うことをその後に知り、歌詞を知らなかったネイバーズは手のひらに歌詞をあわてて書き込んで歌ったという逸話があります。



ネイバーズの歌は好評で、1973年大会以降も歌を熱唱。途中何度かスキップした年もありましたが、1987年から2014年までの28年間は2007年と2012年を除いてプリレースセレモニーを盛り上げました。2007年と2012年は病気でハワイの自宅で療養となり、会場内の全員での合唱となっています。



最後のステージとなった2014年はそのまま歌の直後にマリー・ハルマン・ジョージ氏と共にスタートコマンドを発しています。



たびたびネイバーズはレース前の土曜日のパレードが終わるとスピードウェイ内の博物館のギフトショップを訪れては観客とスタッフの歓迎を受けて握手やサインに応じていました。



R.I.P.

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