【佐藤琢磨レースリポート】 インディカー第15戦ゲートウェイ
インディカー第15戦は、イリノイ州Gateway Motorsports Parkに舞台を移して行われた。
今回のレースは土曜日の夜に行われるナイトレースだ。金曜日の午後4時からプラクティスが行われた。佐藤はトップからコンマ46秒遅れの8位だった。
午後6時半から行われた予選、この時点の気温は26℃、路面温度は40℃。佐藤は6番目にアタックをして、2周平均で184.186mphを記録して、ホンダ勢トップの総合6位を確保した。しかし、トップのパワーとはスピードで約5mphの差があった。
午後9時から決勝時間に合わせたファイナル・プラクティスが行われ、佐藤は7番手のタイムだったが、トップとの差は改善された。「日が沈むに連れトラックのコンディションは良くなって行く中で、(順番が早いタイミングでのアタックで)ホンダ勢トップでの6位には満足しています」と佐藤はコメントした。
決勝は日曜日の午後8時45分から始まった。ところが、フォーメーションラップ中にトニー・カナーンが単独スピンを喫して、レースはイエロースタートとなった。そのイエロー開けの5周目、今度はトップのウィル・パワーが単独スピン、それと同時にエド・カーペンターも姿勢を崩して、前を行く佐藤のマシンに接触してしまう。佐藤はそのままウォールにヒットしてしまった。佐藤は自力でピットに戻ったが修復できず、クルマはガレーヂに運ばれたが、残念ながらリタイアとなってしまった。
レースはペンスキーのニューガーデンが優勝した。
【佐藤琢磨選手のコメント】 リスタートでエド・カーペンターをパスして、ターン1は若干滑ってはいましたが、問題なく抜けました。ターン2でウィル・パワーがスピンして、イン側に避けたのですが、その際に後ろから(エド・カーペンターに)いきなりぶつけられてしまい、そのままレースを終えてしまいました。今回は昨日のプラクティスで、クルマが非常に良い感触でしたので、レースを楽しみにしていたのですが、残念な結果となってしまいました。レースは残りロード2戦となりましたが、いい結果を残せるよう頑張ります。
そしてどうしてインタビューを拒否したのか…
もしわかれば教えて頂けますでしょうか。
メカニカルトラブルと言う正式結果なのでレーススピードで走れなくなったのでしょう。
けっこう内容の濃いレースでした。
最初のスピンの影響が出てしまったのでしょうかね。