アイオワでユニバーサルキットをテスト



2018シーズンから使用されるユニバーサルキットを装着したレースカーがアイオワスピードウェイでショートオーバルのテスト走行を行いました。

JPモントーヤがドライブするシボレーエンジン搭載車とOセルビアがドライブするホンダエンジン搭載車は様々なダウンフォースレベルでテスト走行を行い、ショートオーバルでのベストパッケージを探りました。

テストでは現行通りのハイダウンフォースでは1周全開で走れ、ローダウンフォースではアクセルオフが必要になるもののどちらもラップタイムはほぼ同じということでした。

ユニバーサルキットではダウンフォースの大部分をアンダーボディで発生させることにより後方乱気流の発生を抑えてより後続が近づけるようにしてパッシングを増やそうとの目的があります。

ドラフティング走行でのテストでは後続についたセルビアは「ダウンフォースを失うときは4輪が一度にに抜ける症状になる。これまでのレースカーはフロントもしくはリアがよりダウンフォースを失っていた。」と指摘。

今回はハイダウンフォース仕様では現行と同じレベルのダウンフォースでテストし、ローダウンフォース仕様ではそこから20%ダウンさせています。

モントーヤは「ハイダウンフォースではストレートとコーナーリング中の速度差は7mphだったが、ローダウンフォースだと20mphにもなる。立ち上がりでレースカーは加速するのでレースではこの方が面白くなる。」と述べています。
テストを担当したモントーヤとセルビア二人ともローダウンフォース仕様に好感触を持ち、インディカーがもくろむローダウンフォースにいてもラップタイムのダウンをさせることなしに速度差を発生させ、さらにはレースカーのバランスを乱すことなく接近戦も可能としています。

2件のコメント

  1. ダウンフォースを付けても付けなくてもタイムがほぼ同じという事はドライバーの腕に掛かってくるという事ですね。
    1. 歌丸師匠へ
      タイムがほぼ一緒という意味はダウンフォースが減ってコーナーリング速度は下がるものの
      ドラッグは減ってストレート速度は上がるということで差し引きゼロになります。

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