MPGとピットストップデルタ

燃費とピットタイムのお話し。

MPG=Miles per Gallonの略で。
1ガロン(3.785リットル)で何マイル(1マイル=1.609㎞)走れるかを表します。
燃費レースになった時などはチーム無線で「MPGいくらで走れ」などと指示が出ます。
アイオワスピードウェイでのMPGは約3.52です。

なので、チーム無線で「4.0で走れ」と指示が出た場合はかなりの燃費走行を強いられていることになります。


「ピットストップデルタ」とはピットインした時としなかった時のラップタイムの差分(デルタ)を言います。
ピットレーンは速度制限があってスローダウン走行するのでその減速分タイムロスになります。

さらにはタイヤ交換と燃料補給のためにストップするので、そのピットタイムもタイムロスになります。

なので、ピットストップデルタ(ピットストップ時間=ほぼ燃料補給時間を含む)が、いわゆる”ロスタイム”と言うことになります。”ロスタイム”は日本での造語で英語では「ピットストップデルタ」、もしくは「デルタタイム」と言います。

このピットストップデルタを「ピットストップ時間」や「ピットレーンの通過時間」と勘違いしている方がいるようですが、減速によって通常のラップタイムよりも余計にかかるタイムのことを差しています。

アイオワスピードウェイでのピットストップデルタは満タンで約34秒です。後続に対して34秒のギャップがあれば、アンダーグリーンでピットインしても順位を落とすことはありません。

アイオワスピードウエイは1周約18秒なので、2周で36秒。アンダーグリーンでピットインした場合は1周+16秒遅れになります。

コメントを残す