ディクソンへの一通の手紙



インディアナポリスに住む9歳のルーシー・ヘスレンがTVでインディ500を観戦中に見たのは大ファンであるスコット・ディクソンのクラッシュシーンでした。そのあまりにもショッキングな出来事に彼女は大泣きして、そのまま部屋に閉じこもってしまいました。

翌朝、ルーシーは母親にインディカーの住所を尋ねました。ディクソンの命を守ったインディカーの高い安全性に感謝する手紙を送りたいと。

母親のマンディはルーシーが書いた手紙を封筒に入れると、「若いファンもいると知ってもらえればいい」程度の思いで封筒を投函しました。


IMSラジオで実況を担当するジェイク・クエーリーはインディカーの本部で、そのファンレターの存在を知らされ、その手紙を目にした彼は直ちにツイッターを発信。早速、地元TV局と新聞社がツイートに反応しました。

そのツイートは瞬く間に拡散し、すぐにディクソン本人の耳に届くと、「ぜひ、ルーシーにあって抱きしめ、レースにも招待したい。」と本人がツイート。ディクソンは「その瞬間から携帯は鳴りっぱなしで、ものすごい数のメールが届いた。」とコメントし、ルマン24時間レースからの帰国早々、ルーシーに会うことになりました。

インディカーの協力のもと、21日水曜日にディクソンはルーシーに会いに自宅をサプライズ訪問。まずはジェイクがルーシーにお土産を手渡すと、車の前に連れていきました。ルーシーが目にしたのは車の中にいるディクソン本人でした。(下の写真はその瞬間)


ディクソンはルーシーにお礼を述べると実際にインディ500で使用したグローブにサインをしてプレゼント。F1はバトルがないのでつまらない、インディカーレースが好きだと熱弁をふるうルーシーはしばらくディクソンと熱くレース談義。その後はディクソンの長女もハマっているという、ハリーポッターの話で盛り上がりました。

ディクソンはレースの合間のトレーニングでルーシーの自宅前の道をよく走っているということで、今後はご近所さんとしてお付き合いしていくということになりました。

その時の動画はこちらでご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=G90pKEP99zs

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