カーナンバー1はラッキーナンバーになるか?
近年、インディカーではチャンピオンナンバーのカーナンバー1は不運なナンバーとして忌避されてきました。
そんな中で、ディフェンディングチャンピオンのサイモン・パジェノーは堂々と「カーナンバー1」を選択しています。
「カーナンバーは気にしません。気にするのはレース前の”ルーティン”だけ。カーナンバー1は気に入ってますよ」とパジェノーはコメント。
ディフェンディングチャンピオンが近年でカーナンバー1を選択したのはウィル・パワー(2015)とライアン・ハンターレイ(2013)でしたが、二人とも優勝はあったもののチャンピオン争いに絡むことはありませんでした。
2016、2014、2009シーズンにディフェンディングチャンピオンだったスコット・ディクソンはカーナンバー1を選択せずにオリジナルのカーナンバー9を選択。
これは初めてシリーズチャンピオンを獲得した翌年にカーナンバー1を選択したものの未勝利に終わっただけではなく、TOP3フィニッシュはわずかに1回、ラップリードもたった3周のみと散々な成績に終わったことと決して無関係ではないでしょう。
その惨状の影響を受けてなのか、
2011、2010、2009シーズンチャンピオンのDフランキッティもカーナンバー1を使わず。2008はDフランキッティはNASCARへ転校してディフェンディングチャンピオン不在。サム・ホーニッシュJr(2007),ダン・ウェルドン(2006)、トニー・カナーン(2005)もカーナンバー1を使わずにオリジナルナンバーで走りました。
「カーナンバー1はチャンピオンの特権と言うだけではなく、チャンピオン獲得にかかわった人たちへの感謝の気持ちでもあって、プライドを持ってカーナンバー1で走りますよ。」とパジェノーは今シーズンへの自信を見せています。