ロングビーチGPでのローカルルール

ロングビーチGPでのピットレーン出口に関する規定を含むローカルルールは週末に2回行われたドライバーミーティングでも話が出され、PDFにて記述されたものが各チーム、ドライバーに配られています。

レース後の記者会見でスコット・ディクソンは記者の質問に対して
「2輪を超えてイエローラインは踏んではいけないと理解している」
と答えています。

つまり、右側の前後輪はイエローラインには乗ってはいけないことになっていると理解できます。

しかし、実際にはディクソンを含む多くのドライバーが程度の差はあれ、4輪がイエローラインに乗っているのでそのルールには抵触することになります。




サイモン・パジェノーがこの規定違反に対して警告で済んだのは、レーススチュワードがそれまでのピットアウト映像をすべて確認したうえで決定したのだと想像します。
レース後のチップ・ガナッシのインタビューを見てもあまり憤慨していなかったのはそのことと無関係ではないでしょう。

もし、パジェノーだけが4輪で踏んでいれば裁定は警告だけで済まなかったでしょう。

もともとインディカーにはF1のようにラインを踏んではいけないというルールはありません。

次戦のバーバーモータースポーツパークのようにラインさえないところもあります。

2件のコメント

  1. すべてのピットアウトを確認しているのであれば、なぜ警告を受けたのはムニョスとパジェノーだけで、カナーンや琢磨さんなど他のドライバーは警告なしだったのか、むしろそれが気になりました。

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