レーサー鹿島さん、インディライツデビューまでを振り返る⑦

当時の予選リリースです。

2004 インフィニティプロシリーズ 第11戦 カリフォルニア100
レーサー鹿島
「デビューレースで予選4番手を獲得する好スタート」

10月1日 カリフォルニア州フォンタナ  カリフォルニア・スピードウェイ
アメリカ最高峰レースシリーズ、インディカーシリーズのステップアップカテゴリーに位置するメナード・インフィニティプロシリーズに初めての日本人ドライバーとして参戦を開始したレーサー鹿島(CARNo.5サムシュミット・モータースポーツ所属)は、現地1日金曜日午後に行われた予選では昨年のポールタイムをコンマ1秒上回る38秒1383を記録して4番グリッドを獲得するという衝撃的なデビューを飾った。

舞台となるカリフォルニア・スピードウェイは1周3.2キロのオーバル(楕円形)トラックでコーナー部分には14度のバンク角度がつけられている。そのためにここでのレースカーの速度は最高時速320キロ、平均でも290キロに達する超高速サーキットとなっている。

これまでの3年間にアメリカでレース活動を重ねてきたレーサー鹿島にとってもここでのレースはまったく未知のものであったが、所属するのはサムシュミット・モータースポーツという現在ランキング1位の選手を擁するトップチームだけあって万全の体制の中でこのデビュー戦を迎えるに至った。

この日の1回目の練習走行では6月のテスト以来のドライブとなるために、はじめて走るレーストラックと他のマシンの走りをチェックしながらの走行から始めることになったが、14台中7番手とまずまずのスタートを切る。

午後から行われた2回目の練習走行では気温と路面温度が大幅に高くなるという状況に悪化したが、レースカーに安定性と共に空気抵抗をより減らす変更を施し、スピードアップを狙う走行を行った。レーサー鹿島の順応性とチームの対応が功を奏し、このセッションではトップにコンマ08秒遅れることの3番手にまでジャンプアップ。

続いて行われた予選では今日はじめて走るトラックとは思えない走りで38秒1383、時速平均188.787マイル=302.05キロをマーク。昨年のポールポジションのタイムを上回る速さで2列目アウトサイドとなる4番グリッドを獲得した。

決勝レースは現地10月2日土曜日、午後4時30分(日本時間午前8時30分)より50周=100マイル(160キロ)で行われる。なおインターネットwww.indyracing.com で順位表がリアルタイムで観戦できる。
【レーサー鹿島のコメント】 サムをはじめクルーみんなが最高のクルマを用意してくれたおかげで、非常にいい状態でレースウィークエンドを迎えることができました。テストで乗った時からは4ヶ月たちましたが、感覚はすぐに取り戻すことができました。

まずは幅の広いコースで様々なラインを試しながらの走りでしたが、徐々にスピードも上げることもできいい走りができるようになったと思います。予選はトップ3に入れればと思っていましたが、今回の4位は上出来だと思います。

明日のウォームアップセッションでは集団走行での気流の乱れを確認して、より経験地を上げた状態でレースに臨みたいと思っています。
選リリースです。

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