風とギアが予選結果を左右する

琢磨選手の予選開始前にシモーナのインタビューを遮ってまで無理やりピットリポートしたように、今回の予選のカギは風とギア選択でした。

予選前のプラクティスセッションよりも明らかに風が強くなってきたので、多くのドライバーが予選インタビューでギアが風に合わせられたのかどうかを語っていました。

フロントストレッチは向かい風、バックストレッチは強い追い風なので、それぞれでトップスピードに大きな開きがありました。その速度にあったギア選択ししたドライバーが上位に入っています。

琢磨選手はトップギアが長すぎて、トルクの山をつかめなかったそうです。もう少し短いギアが欲しかったと語っています。

アンドレッティ勢のJウィルソンやRハンターレイ、Mアンドレッティは4速、5速、6速の3つを有効にギアチェンジしていたのが結果的にいい結果を生んだと、琢磨選手は予選後に語っています。
ちなみに琢磨選手は5速のみで走ったそうです。さすが松田さんはJウィルソンのアテンプト中のテレメトリーを見て頻繁なギアチェンジを指摘されていましたが、まさにそこが成否を分けたポイントでした。

琢磨選手の予選アテンプト中に松田さんが「これは明らかにトルクが足りてない・・・・」と解説していましたが、まさにその通りで、もう少し短いギアが欲しかったということです。

今回はどうしても新型エアロに目をを奪われがちですが、予選を大きく支配していたのは風とギア選択でした。

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