ルイジアナGP開催への熱意を評価したい



結局は悪天候のために色々と振り回される結果になったルイジアナGPでしたが、この結果は決して主催者側に落ち度があったりレーストラック側に過失があったわけではありません。確かにNOLAモータースポーツパークはまだすべての施設が完成したわけではなく、工事中の箇所が多々ありますがレース開催に支障するほどのものではありません。

コースサイドにレースカーが停止すればすぐにフルコースイエローになるインディカーでコーションラップが多かったのは結果的には仕方ありません。ロングビーチやミッドオハイオでも悪天候に見舞われれれば今回とさほど違った結果にはならなかったでしょう。

そもそも、ルイジアナGPはモータースポーツ文化がほとんどなかったと言ってもいい場所に新たにレーストラックを建設してインディカーレースを初めて招致し、そのための設備投資にルイジアナ州が450万ドルも拠出。さらにはニューオリンズ近隣で開催される人気音楽イベントのフレンチクォーターフェスティバルと同じ週末に開催して、地元音楽や料理などの地元独特のカルチャーも一緒に楽しめるイベントにするなど地元は開催のために大きな努力をしてきました。

今回は連戦のために月曜順延などの措置もできないということで、スタート時刻を繰り上げるなどしてレースを成立させたために、少々強引だった感は否めませんが、コースがひどいなどと切り捨てずに来年は素晴らしいレースになることを期待したいですね。

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