新型エアロパーツのデビューに目が奪われがちですが、ダラーラシャシー共通の変更ポイントをダラーラの担当者に聞いてきたのでご紹介します。
まずはサイドポッドに大きな開口部が設けられました。これは車体の舞い上がりを防止するのが目的ですが、この開口部でかなりのダウンフォースが削減されてしまったそうです。
次はコクピットの内部の安全性が向上されました。ドライバーの大腿部にあたる部分の両側に「EPPフォーム・ヒップパネル」が装着され、クラッシュ時にドライバーの足がコクピット内のシャシーに衝突しないようにしています。
リアウイングのメインプレーンの両側がアルミ素材で補強されました。これまではカーボン素材のままでエンドプレートに取り付けられていましたが強度的に問題があったために補強が入りました。
フロントサスペンションの”Aアーム”はダウンフォース増加に伴って、アッパーアーム、ロアーアームともに裏側に補強坂が溶接されています。
本家ダラーラも地味に改良を続けています。