ホルマトロ・セーフティチームはオフシーズンも訓練中



1月10日にインディアナポリスのインディカー本部でホルマトロ・セーフティーチームによる公開訓練が行われました。

ホルマトロ・セーフティーチームはインディカーシリーズとそのステップアップカテゴリーのすべてのレースに帯同して、アクシデント発生時のドライバーの救出や事故処理などにあたる専門チームです。


”ホルマトロ”は1967年にオランダで設立された油圧機器のメーカーでセーフティーチームには以前より救出作業用の油圧機器を提供していて、2010年からセーフティーチームのスポンサーにもなっています。それ以前は「デルファイ・セーフティーチーム」という名称でした。

ホルマトロ・セーフティーチームは現役消防士と救急救命士、救急外科医でメンバーが構成され、救助資器材や消火資器材を搭載した3台のセーフティートラックと救急救命機器を搭載したドクターカーに分乗しています。そのほかにもケアセンター(医務室)には3人の看護師が待機し、さらに地元の病院と連携を取っています。

セーフティチームはアクシデント発生の瞬間から20秒以内にドライバーへ接触して救助を開始し、アクシデント発生から3分以内のケアセンター搬送完了を目指して訓練を重ねてきています。

2015シーズンからはセーフティトラックのルーフ上に360度撮影可能なビデオカメラと運転席にハイビジョンカメラを搭載してより監視体制を強化して迅速な初期活動ができるように装備が強化されます。
http://blog.gaora.co.jp/indy/2014/09/11220
セーフティチームの存在は観客や我々取材陣にとっても重要です。アクシデント発生時にはお世話になる可能性も十分にありますから。

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