インディカードライバーは「タイヤがパンクした」とは決して言わず、上記のように”cut rubber”表現します。
つまり、タイヤが(自発的に)パンクしたのではなく、ゴムが(外的要因によって)切られてしまったというわけです。インディカーシリーズはファイアストンタイヤの一社供給で各チームにタイヤが供給されています。
タイヤのグリップが徐々になくなっても、ドライバーが「タイヤがタレた」などと発言することはありません。タイヤサプライヤーのスタッフから聞きましたが、”この表現”は非常に気分がよくないそうです。まるで自社製品が低品質であるかのような表現だからです。
もちろんインディカードライバーはエンジンに対しても欠陥があったかのような表現は用いません。
英語の現地インタビューをよく聞いてみるとわかります。