right timing right place, bad timing bad place

“荒れた”と称されるデトロイトでのレースでしたが、Hカストロネベスにとっては順調そのもののレース運びでした。最初のフルコースイエロー中の11周目で琢磨選手らと共にピットイン。ステイアウト組が全部最初のピットインを済ませた28周目にはラップリーダーに返り咲き、クリアーラップでのペースアップでステイアウト組先頭のMコンウェイに大差をつけて2度目のピットイン。みごとコンウェイの前でコースに復帰しました。この時点でエリオの勝負は決まったも同然でした。

そのエリオと同じ作戦で行ったポールスタートの琢磨選手ですが、ボタンのかけ違いは最初のピットストップでした。


黄色い矢印の先にオレンジ色のテープで”T”マークがありますが、タイヤをこの位置に止めなければいけません。写真ではだいぶオーバーランしていることがわかります。このために燃料ホースがうまく届かずに給油ホースを差し込むのに時間がかかっていました。定位置に止まっていればタイムロスはなかったでしょう。インディカーでは燃料補給は自然落下式なので、流入抵抗を極力減らすために給油ホースは最小限の短さに抑えられています。なので、停車位置は非常にシビアです。

ちなみに、優勝したHカストロネベスは目印の位置にぴたりと止まっています。
タイヤ交換担当のクルーはこの目印で両ひざをついてエアガンを構えているので、停車位置が少しでもずれるとタイヤ交換作業にもロスが出ます。


琢磨選手の2回目のストップでは目印の近くに止まり、ピットタイム素晴らしいものでした。


若干、ピットウォールから離れて止まっていますが誤差の範囲です。
もし、1回目のピットでこのピットタイムだったら、Hカストロネベスとの激しいバトルが見られたことでしょう。結果的にはホークスワースとブリスコーの集団にはまってしまいました。

Wパワーのペナルティはペナルティの対象になるようなアクシデントではなかったと個人的には思います。 しかし、ブリスコーにはペナルティが出されるべきだったと思います。3Wにした張本人でしたから。マルコのは微妙でしたね。

レース2はレース1よりも1分多い、2時間33分の生放送でした。

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