エアガンのしくみ



 エアガンとか、エアレンチとか、インパクトレンチなどと呼ばれるタイヤ交換のための工具ですが、片手では持てないほどの重さがあります。トリガー(引き金)を引いて回転させるのですが、その回転を逆転させるためのスイッチ(ディレクションスイッチ)は写真ではトリガーの奥にエアガン本体を左右に貫通するように仕込まれています。

 タイヤ交換担当のピットクルーはこのエアガンを右手で握ります。そうなると、写真ではディレクションスイッチの左側が上になります。そこで、今は飛び出しているディレクションスイッチを左の掌でたたいて押し込み外す側の回転にセットします。たたいて押し込んだことによってディレクションスイッチは反対側の写真右側の黒い小さなタイヤみたいなのが付いた側が飛び出します。

 タイヤを取り外した後は、そのままの向きで一度エアガンを地面に置くので、その時に自動的に反対側に飛び出したディレクションスイッチは押し込まれて締め付け回転になります。

 タイヤを装着した後はそのままエアガンをふたたびつかんでハブに差し込んでトリガーを押せばナットは締め付けられます。

 ピットワークの時によく見てみてください。

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